やると決めたらお早めに…

2024年05月16日 07:45
カテゴリ: リフォーム

「今日」より安くなることはない!?

最近、お見積りをしている中でよくあるのが「施工の一部先送り」です。
当店、同じ施工内容の場合、トータル金額で他社さんに負けることはあまりなく、皆さん喜んでいただけるのですが、どうしても総額に関しては予算ありきとなるので、「今回は〇〇部分の施工は先送りにします」ということもしばしばです。

今日のブログは、先送りに関する内容を書きたいと思います。

それではまずは添付の写真をご覧ください。
これは床の貼り替えで、広く一般的に使われる木材(コンパネ材)ですが、一方が2021年4月の価格で、もう一方が2024年4月の価格です(いずれも〇ーナンさん)。1.7倍の開きがあります。言わずもがなですが、安い方が2021年4月の価格です。

この時期はコロナ禍で多少値上がりしていましたが、いわゆるウッドショック前の時期で、まだ価格も在庫も安定していました。その後2023年初頭にかかるウッドショックの影響で木材の価格が大きく上がり、在庫状況も厳しくなったのは周知の事実です。しかし、実はこのウッドショックは2023年後半にかけて落ち着き、最近はその影響はほとんどなくなっています。にも関わらず写真の通り、価格は高止まりしています。

これは木材に限らず、全ての資材に関して共通しています。残念なことに、建築業界においては一度上がった価格が元の価格に戻るということはほぼほぼありません。もちろん一時的なセール価格や在庫処分といったキャンペーン価格は別ですが、常時価格としては軒並み右肩上がりです。
さらには昨今の為替や人件費、輸送費等、諸々の要因も相まっており、例え為替が落ち着いたとしても、価格が落ちることはないと私自身は考えています。

つまり、今日より明日、明日より明後日と、「施工金額は高くなることはあっても安くなることはない」と思って頂く方が良いかと思います。

そのため、冒頭のような、工事をしたいけど今回はこの部分は先送りと言う場合、当初の見積金額から安くなることはないとご理解ください。写真の木材の通り、3年後に1.7倍に価格が上がっている可能性も否定できません。

加えて、工務店ならではの理由の一つに、「諸費用」(現場管理費、搬入費・廃材費処分・運搬費等)があります。
諸費用は共通で発生する経費のため、施工が多岐に渡れば渡るほど、ある程度まとめることができるため、圧縮することができます。そのため別時期に改めて施工となると、新規で諸費用が発生してしまうため、割高になることがあります。

予算はご家庭それぞれのため、「お金あればそりゃ全部したいよ!」となると思いますが、こういった背景があることをご理解頂ければ、延期した際もご納得いただきやすいかと思います。

ですので、リフォームローンの活用も正直ありです。まだ金利はそこまで上がっておらず、昨今、借入期間は5-10年、金利2-3%といったところが平均的なようです。例えば一部の施工費に充てるために、100万円を期間5年・利息2%で借り入れた場合、月々の返済は約17,500円です。
100万円一括支払いはできずとも、月々であれば利息含めてこの金額なので、そこまで大きな負担にはならないかなと思います。

特に中古物件を住宅ローンで購入する方については、リフォーム費用分も借入されることを強く推奨します。
住宅ローンは破格の金利ですので、仮にリフォーム分500万円を余分に融資を受けたとしても、返済期間35年・金利0.7%とした場合、月々の返済増額分は約13,000円です。
正直、現金が十分お手元にある方であっても、お手元の資金は別途NISA等の安定的な運用・養育資金に回し、リフォーム費用分は融資を受けることをお勧めします。

諸々と書きましたが、リフォームの実施時期や予算に関してはご家庭それぞれにおいて異なりますので、一つの考えとしてご参考になると嬉しいです^^

記事一覧を見る