新年度前だから?間取り変更の相談が続出!

2024年02月19日 17:31
カテゴリ: リフォーム

壁の新規造作

年度末・新年度に向けて、いつも以上にお見積りや施工依頼が増えており、嬉しい悲鳴な一方、相変わらずの物価高騰で参っています。分かりやすいところでは、4月に大手メーカーのリクシルの商材が値上げされます。当店としては「また!?」という感じです。記憶している範囲でも、2020年に自宅を建てたときと比較して30~40%上がっています。商材によっては50%ほど上がっているのではないでしょうか。

リフォームは10年間隔で実施される方が一般的なため、お客様からは「昔と比べると高い…」「予算オーバー…もう少し安くならない?」とご相談頂くことも増えております。ヒアリングにて色々な施工方法をご提案の上、可能な限り安価かつニーズを満たせるよう引き続き努力していきますので、遠慮なくご相談ください!

さて、最近とても増えているご相談が間取りの変更です。
中でもお子さんの進学・進級に伴い、今ある部屋を2つにしてほしいといったご相談が連続しています。
(余談ですが、実は私、4人兄弟で子供部屋は2つしかなく、中学3年の受験時にようやく独立した部屋を分け与えられるまで二段ベッドのある部屋で弟と過ごしていたので、自分の部屋を持っている友人を恨めしく思っていました。)

特に昨今はお子さんの成長に伴い、後々部屋を分割できるよう新築時に設計しているお宅も増えているので、そのためこの時期に間取り変更の相談が多くなっている印象です。
その施工方法ですが大きく分けて、「新規に壁を作る」か「間仕切りとなる設備を入れる」の2つに分類されます。

「壁を作る」はその言葉通り壁を新たに設置します。作り方としては土台となる柱や枠を設置し、そこにボード(または合板)を貼り、壁紙を貼って仕上げるのが一般的です。
一方の「設備を入れる」は、例えばスライドタイプの引き戸を入れる、アコーディオンカーテンを設置するなど、部屋を間仕切るために既成商材を用いる方法です。
「壁を作る方が大掛かりな作業だから金額高いでしょう」とおっしゃる方も多いのですが、実のところは違います。もちろん防音の度合いなど細かいところを加味すると壁を作る金額にも差は出てきますが、設備の場合は、どうしても既製品サイズから部屋の寸法に合わせて加工する必要性があり、追加費用がかかることが多くなります。いわゆるネットで掲載されているような既製品サイズかつ価格で収まることは、ほぼほぼありません。とりわけ冒頭の通り、設備自体値上がりしています。その上、設備の場合は常設の壁と比較すると防音効果は劣ってしまいがちです。

もちろん壁を作ると採光が減る、開放感がなくなるなどデメリットもあります。お客様それぞれでニーズが異なってくるので一概にどちらが良いかとは言えないのですが、当店としてはコスパかつお子様を始めとしたプライベート空間確保を優先される場合は「壁を作る」をお勧めします。

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