工事期間中の他社様立ち入りについて

2026年02月18日 18:20
カテゴリ: リフォーム

いつも当店のブログをご覧いただきありがとうございます。今日は最近あった表題の事例について書きたいと思います。

当店、価格にも自信を持ってご提案しており、もちろん全ての工事をご依頼いただきたいのですが、正直に申し上げて「すべての施工項目において他社より安い」とは言い切れません。

そのため、
・この設備だけは施主支給したい
・この工事だけは知り合いの業者さんに頼みたい
・相見積もりを取って部分的に依頼先を変えたい
というご相談をいただくこともあります。

当店では、そのメリット・デメリット(保証範囲・責任範囲・工程調整など)をしっかりご説明した上で、最終的なご判断はお客様にお任せしております。
ただし、一点だけ、必ずお願いしていることがあります。


それは、当店請負期間中の「他社様の立ち入り禁止」です。

これは決して排他的な意味ではなく、理由はとてもシンプルです。
施工責任の所在が不明確になるからです。

例えば、
・傷がついた
・材料が破損した
・仕上がりに不具合が出た

このような事象が起きた場合、
「いつ」「誰が」「どの作業中に」
発生したのかが分からなくなってしまいます。


実際に最近、当店における屋根外壁工事で足場を設置している現場において、別の工事業者様が事前連絡なく立ち入り、調査のために足場を使用されたという事案がありました。
その際、当店施工済みの外壁塗料が隣地にまで飛散している状況が確認されました。

当該日は施工は入っておらず、既に当店の施工は完了・社内検査も終えており、足場解体を待つのみだったため、こちらの不手際とは考えづらく…
とはいえ監視カメラがあるわけでもなく、明確な証拠がないため責任の特定は困難でした。

結果として、お客様にご心配をおかけしないよう、当店にて手直し対応を行いました。
しかしこれは、本来であれば起こらなくてよかったリスクです。

よくある誤解ですが、実は足場は「共有物」ではなく、「現場にあるから使っていいもの」ではありません。
足場は仮設計画・安全管理・保険加入を前提に設置しています。第三者の使用は安全面・保険面でも大きな問題になります。
万が一、事故が起きた場合、元請である当店にも責任が及ぶ可能性があります。

当店では契約時に施工における注意点・お約束として誓約書を取り交わしており、原則他社様の立ち入りをお断りしております。
当店が請け負っている期間中にやむを得ず他社様の立ち入りや工事が必要な場合は、必ず事前にご相談をお願いします。
※もちろんこちらの施工段取りやリスク等鑑み、お断りさせていただくこともありますが、可能な限り調整します


今回は足場の事例でしたが、「他社様立ち入りお断り」に関しては業界では一般的な運用です。
これは施工業者のためだけではなく、お客様ご自身を守るためでもあり、これら日程調整・工程調整・責任範囲の明確化ができれば、上記のようなトラブルは未然に防げます。


破汚損や施工トラブルはお客様にとって余計な心配ごとやストレス、ひいては費用増や工期延期につながる恐れもありますので、他社様立ち入りについて、今後施工を検討されている方のご参考になれば幸いです。

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