あけましておめでとうございます。
旧年もおかげさまで多くのお客様にご縁をいただき、充実した1年を過ごさせていただきました。
本年も引き続き頑張って参ります!
さて、新年早々お客様にとってはあまり嬉しくない内容になりますが、工務店として正直にお伝えしたいことを書きます。
ご存知の通り、建築・リフォーム業界を取り巻く環境は大きく変化しています。日銀の金利上昇や材料費の高騰、物流コストの上昇、そして職人の人件費や確保の難しさ…当店にとっても避けて通れない課題です。
「以前より工事費が高くなった」と感じられるお客様も多いかと思います。
そこで今回は工務店の利益構造や、工事規模による向き・不向きについて、できるだけ正直にお伝えしたいと思います。
まず、「小さな工事ほど割高」になりやすいです。
工務店の仕事は単に「作業をすること」だけではありません。
現地調査・打合せ→見積作成→契約・打ち合わせ→職人・資材の手配→工程管理→完工立会確認→工事保証・アフターフォロー
こうした目に見えにくい工程が規模の大小にかかわらず必ず発生します。
例えばコンセント1か所の増設や小さな修繕や部分工事といった工事金額が小さい案件ほど、相対的に割高に感じられるケースがあります。
これは「利益を多く取っている」というより、どうしても一定の管理コストがかかってしまうという構造上の理由によるものです。
そのため小規模工事は専門業者への直接依頼も選択肢の一つかと思います。
単発の修理、作業内容が明確な小工事などは、「くらしのマーケット」などのマッチングサイトを利用し、職人さんに直接依頼した方が安価に済む場合も多いです。
当店としても「とにかく費用を抑えたい」「保証は最低限でいい」というケースでは、こうしたサービスの利用も一つの合理的な選択だと考えています。無理にすべて工務店に頼むべきとは思っていません。
では工務店に依頼するメリットは?
大きくまとめると「責任と保証」、これらが最大の価値だと考えています。
まずは窓口が一本化される安心感です。
着工前の近隣の方への告知や挨拶対応から完工までの全体の複数の業者が関わる工事において、「何かあれば工務店が責任を持つ」これが意外と大きな安心材料になると考えています。
次に、工事全体を見据えた提案です。一部の工事だけを見るのではなく、建物全体とのバランス・将来のメンテナンス・他工事への影響まで含めて判断できるのが工務店の強みです。
最後に不具合時の対応です。工事後に不具合が出た場合も「誰の責任か分からない」という状態になりにくく、継続的な対応が可能です。
誤解を恐れずに言うと工務店という業態は、数工程が絡む工事・一定の工事規模・計画性と管理が必要な案件でこそ、本来の力を発揮できます。
決して小さな工事を軽視しているわけではありませんが、お客様にとっても工務店にとっても、適正な形で価値を提供できる工事規模があるというのが正直なところです。
それぞれに向き・不向きがあり、ざっくりまとめると、小規模単発工事&費用重視であれば専門業者、大規模(50万円以上)複合工事&安心・責任・将来性を重視するなら工務店といった具合でしょうか。
もちろん2026年も当店では工事規模に関わらず、地域密着価格で可能な限り安価に努めて参ります。
「任せてよかった」と思っていただける工事を大切に積み重ねていきたいと考えていますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
最後になりますが、近年の生活様式の変化に伴い、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました。
これまでのご厚情に心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬお付き合いをいただきますようよろしくお願いいたします。